【男の子の育て方】「遊び」が人生のすべてを教えてくれる

育児

「男の子の育て方」

著者は諸富 祥彦さん

 

 

 

男の子は生きていくうえで必要となる力を”遊び”によって身につける

本書ではそう述べられています。

非常に参考になる内容でしたので、一部を抜粋して紹介させていただきます。

 

本記事は、次のようなことを心配に思っているお父さん、お母さんに読んでいただきたい記事です。

  • 息子がバカバカしい遊びばかりしている
  • 戦いごっこをして乱暴な子にならないだろうか?
  • 女の子とばかり遊んでいる
  • 内気で一人遊びをしていることが多い

 

 

バカバカしい遊びが「発想力」を生む

男の子の遊びには、バカバカしいとしか思えないものがたくさんあります。

しかしバカバカしい遊びの経験は、大人になって仕事をしていくうえで、大きな武器となる「発想力」を育みます。

 

遊び心がアイディアにつながる

たとえば、口の中に入れると途中から味が変わり、一粒で二度おいしいキャンディー。

開発者の男性は、「子どものころ、いろんな味のアメをいっぺんに食べたくて、いくつも口に放り込んだのが、開発のきっかけになりました」と語っています。

いかにも「一つずつ食べなさい!」と怒られそうなことですよね。

「こうすれば楽しい」、「こんなふうにやってみたい」という遊び心や好奇心が、新しい商品開発のアイディアにつながっていくわけです。

 

バカバカしい遊びができるのは発想力がある証

バカバカしい遊びができるのは、「これ、こうだったら面白いな」という発想力が育っている証拠です。

十分に遊ばなかった男の子は、「言われたことはマジメにやれるけど、自分から”これがやりたい”という企画があがってこない」と言われる社会人になってしまいかねません。

一人の人間が心から面白い!楽しい!ワクワクする!と感じることは、他の人もはやり面白い!と感じる可能性が高いんです。

「面白いこと」、「楽しいこと」、「ワクワクすること」をとことん追求する好奇心には、フタをしないようにしましょう。

 

 

戦いごっこでさまざまな感覚が育つ

2歳から小学校4年生頃まで、男の子が好きな遊びといえば、なんと言っても戦いごっこ

「いつも刀を振り回していて、乱暴な子になってしまわないか心配」という声もきかれますが、戦いごっこは男の子に重要な、正義感自己肯定感を育み、チームワークを学ばせてくれます。

 

正義感と自己肯定感を育む

「正義感を持つことはカッコいい」

「力が弱い人は助けてあげなきゃ」

「みんなのためにがんばることはすごい」

戦いごっこを通じて、上記のような勇敢な感覚を得られます。

また、自由な人物になれる戦いごっこは、「自分はやればできる」、「自分は主人公になれる」という自己肯定感を育みます。

 

チームワークを学ぶ

  • 仲間に声をかけてお互いのイメージを共有しながら学ぶ
  • 遊具の柱や鉄棒などを共通の敵に見立てて遊ぶ
  • 転んで泣く子がいると「敵にやられたのか」と仲間で慰める

と戦いごっこにより、友達と協力するチームワークも学んでいきます。

 

禁じてしまうのはよくない

ヒーローものから離れる年齢になれば、自然に戦いごっこはしなくなります

回数を重ねるうちに、手加減も覚えていきます。

乱暴な子にならないか?と心配して、戦いごっこを禁じてしまうと、失うものの方が大きいでしょう

親はあまり神経質になりすぎず、上手に遊びのサポートをしてあげてください。

 

 

女の子とよく遊ぶ男の子は「新しい時代のモテ男」

息子が乱暴だと悩む親がいる一方で、「戦いごっこに興味がなく、女の子とばかり遊んでいる」、「将来一人前の男としてちゃんとやっていけるの?」、「男らしくなってほしい」と心配する声もよくききます。

でも大丈夫です。
今の時代に高い評価を得られるのは両性的な人。

固定概念に縛られず、その子の良いところを伸ばしてあげましょう。

 

両性的な人が高い評価を得る

有能な人の多くは、男性性も女性性も高い「両性的」な人です。

プライドが高く傷つきやすい「いかにも男らしい男の子」もいいですが、コミュニケーション能力や柔軟性がある「女性っぽさも併せ持った男の子」の方が将来、有能な人間になりやすいのです。

空手二段なのに趣味はケーキ作り。
頼りになるけど気配りもできる。

といったように、女性にも支持を得られるような人柄が、高評価を得やすい時代です。

 

否定しないこと決めつけないこと

大切なのは、男の子の”なよなよ”をダメな部分として否定しないことです。

男の子ならこうじゃなきゃ」という固定概念に縛られて、良いところをつぶしてしまってはいけません。

反対に「うちの子はなよなよしてるから空手やサッカーなんか絶対ムリ」と決めつけて、インドアの遊びばかりさせるのも正解とはいえません。

よくないのは、「ウチの子は○○だから…」と親が決めつけてしまうこと

これが男の子の可能性を縮めてしまいます。

 

 

内気な男の子はクリエイティブな力を秘めている

口が達者な女の子に比べて、自分の言いたいことをうまく言えない子が多いのが男の子。

一人で遊んでいることが多い息子さんを見て、心配するお父さんお母さんもいらっしゃいますが、内気は決して悪いことではありません。

 

自分の中でイメージを熟成させている

内気な子は、黙っている時間に自分の内面で対話をしています。

何もしていないように見えて、内面のはたらきは豊かに育っているのです。

実際、クリエイティブな仕事の第一線で活躍している方には、子どものころ内気だった人が少なくありません。

内気なタイプの人は、自分の中で浮かんでくるさまざまな考えやイメージを、すぐに外に出さずに、内面にためて熟成させています

だからこそ、絵を描く文章にする音楽にとりくむといったことを通して、自分を表現することがうまいのです。

ボンヤリしているように見えても、内面の世界はイキイキしています。

 

親に認めてもらうことが救いになる

大切なのは、プレッシャーをかけすぎないこと。

子どもは自分が内気であることを十分にわかっています。

そこに親が追い打ちをかけるようなことをしてはいけません。

「友達とうまく遊べないボクって、なんてダメな子なんだろう」と劣等感を抱かせてしまうと、何をやるにもオドオドして、自身のない子になってしまいかねないのです。

一人で遊ぶのが得意なんだね」と肯定的に認めてあげましょう。

 

 

男の子は遊びによって力を身につける

戦いごっこが好きな子。
女の子と遊ぶのが上手な子。
一人遊びが得意な子。

男の子の遊び方には個性が出ます。

そして遊びの中で生きていく力を身につけていきます。

どんな遊びが好きであっても、その子の個性を否定せず認めてあげること。

親の固定概念で子どもの可能性を縮めてしまってはもったいないですから、好きに遊ぶ子どもの姿を見守っていきましょう。

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